いよいよ体外受精が決まると「あ~いよいよか」と緊張してくると思います。
体外受精直前の1ヶ月は事前検査を行うクリニックがほとんどです。

体はもちろん心の準備期間にもなりそうですね。
ということで、事前検査の流れや費用についてまとめました。
体外受精前検査とは?
体外受精前に1ヶ月をかけて夫婦の健康状態や子宮の状態を調べます。
目的
感染症などを調べることで安全に治療を行うことはもちろん、ホルモン値を測定することで採卵に向けた卵巣刺激法の方針を決めたり、受精卵が着床しやすい様に子宮内環境を整えます。
つまり体外受精を成功させるために必須な検査ということになります。
体外受精前検査の流れ
月経周期3日目
基礎ホルモン検査
血液検査で卵巣ホルモン・下垂体ホルモン・甲状腺ホルモンを測定します。
抗精子抗体検査
血液検査で精子を止めてしまう抗体の有無を調べます。
抗ミュラー管ホルモン検査
血液検査で卵巣機能の予備能を調べます。
月経周期7~10日頃
子宮鏡検査
先端に小さなカメラがついた細い管を子宮内に入れて、ポリープや子宮筋腫の有無を調べます。
高温期5日目頃
黄体機能検査
子宮内膜を少しかき取り受精卵の受け入れ状態を調べます。
また血液検査で着床に必要な黄体ホルモンを測定します。
クラミジア・淋病検査
血液検査でクラミジア病原菌がないか、淋病でないかを調べます。
随時行える検査
精液検査
自宅で採精したものを持っていくか院内採精を行い、精子の状態を調べます。
感染症・血液型検査
夫婦どちらも検査が必要です。血液検査でHIV・梅毒・C型肝炎などの感染症や血液型を調べます。
やらなかった検査
私が通ったクリニックで体外受精前にやらなかった検査はこちらです。
子宮卵管造影検査
クリニックによっては検査するところもあるようですが、私が通ったクリニックでは体外受精前の卵管造影検査はしませんでした。
体外受精前検査の費用
検査費用は合計で58,000円程でした。
想像していたよりも高くて驚きました。保険適用外の検査が多いためだと思われます。
体外受精自体も高額なのに、付随して発生する費用の多さに精神的にもダメージをくらいました。
クリニックによって検査費用は異なりますので、気になる方は事前に確認してみましょう。
まとめ
体外受精前には1ヶ月を要して事前検査が行われます。
いち早く体外受精に望みたい夫婦にとっては、ちょっと遠回りに思えてしまうかもしれません。
しかし事前検査を行うことで、最適な卵巣刺激法をチョイスできたり、トラブルを未然に防げるので、成功率を高めるための重要な期間でもあります。
この1ヶ月を活用し、体と心を万全の状態にして体外受精に望みましょう。
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