「生きづらさ」という共通の悩みを抱えるHSPと複雑性PTSDの違いとは?

メンタルヘルス

「生きづらさ」という共通の悩みを抱えるHSPと複雑性PTSD。

似ている部分も多いので、違いが分かりにくいという方も多いのではないでしょうか?

でもよくよく調べてみると、そこには大きな違いがありました。

今回はHSPと複雑性PTSDの共通点と違いをまとめてみました。

 

HSPとは?


ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)の略で、一言でいうと「人一倍繊細なひと」という意味です。

医学的な概念ではないため、あくまでもその人の気質ということになります。

 

特徴

刺激に敏感で疲れやすい
あらゆる感覚が鋭い
他人に流されやすい
鋭い洞察力と複雑な思考回路 など

こうした気質を持つ人は、職場や家庭の中で気疲れしやすく「生きづらい」と感じてしまいます。

 

原因

脳の「偏桃体」の働きが生まれつき活発なため、神経が高ぶり、恐怖や不安を敏感に感じ取ってしまいます。

ストレスを感じるホルモンが分泌されやすく、様々なことに警戒したり、過敏に反応してしまいます。

 

複雑性PTSDとは?


2018年、WTOが発表した国際疾病分類に正式に認められました。

 

症状

感情調整の障害
解離症状
無力感
心の傷がずっと消えない
敵意
脅迫観念
障害発達障害の症状 など

他人から傷つけられることに対する恐怖が、様々な症状となってあらわれます。

 

原因

長期の対人関係の外傷に起因します。

 

家庭内外傷

・家族からの暴言
・親の不仲、離婚
・家庭内に居場所がない
・親子関係からのストレス
・虐待
・性的外傷
・引っ越し

 

家庭外外傷

・いじめ、ハラスメント
・性的外傷体験
・災害、事故などのPTSD

 

HSPと複雑性PTSDの共通点と違い

HSPと複雑性PTSDの共通点

感受性豊か
人や環境に影響されやすい
心の傷が消えにくい
引きこもりになりやすい

非常に繊細な心を持ち、傷つきやすいため、強い刺激を避けるような行動をとってしまう傾向がどちらにも見られます。

 

HSPと複雑性PTSDの違い

原因の違い

上記のとおり、HSPは生まれつき脳機能が過敏になっていることが原因ですが、複雑性PTSDは対人関係の外傷による後天的な障害です。

 

解離症状の有無

HSPは非常に繊細ではあるものの、明確な自分像を持っていますが、複雑性PTSDは本当の自分がどこにいるか分からず解離状態が続きます。
自分像が確立される前の幼い心を持ち続けます。

 

敵意、脅迫観念の有無

複雑性PTSDは、本来安心して過ごせるはずの家庭内が戦争状態であったため、身近にいる人にも敵対心が湧いてきたり、根拠もないのに一方的に強迫されていると感じてしまいます。
HSPにはこのような症状はみられません。

 

発達障害の症状の有無

複雑性PTSDは、トラウマの影響でワーキングメモリがうまく機能せず、仕事が覚えられない、ミスが多い、集中できないといったADHDのような症状に陥ってしまいます。

 

まとめ 生きづらさの原因を知る

私自身、複雑性PTSDだと知るまでは、根本原因はHSPだと思っていました。

きっと生まれつきのHSPに家庭内の外傷が重なり、複雑性PTSDになったのではないかと考えていました。

しかし実は、複雑性PTSDがすべての原因でした。症状が似ているためにHSPだと勘違いしていたのです。

 

家庭内での出来事が生きづらさの全ての原因だと分かったとき、心から腑に落ちました

なぜかそれだけでしんどさが減った気がしました

 

あなたを苦しめているものの正体は何ですか?

本当の原因を知ることで、少しだけ楽に生きるヒントが見つかるかもしれません。

 

参考 
ブリーフセラピー・カウンセリング・センターHP(https://www.brieftherapy-counseling.com/trauma-2-6565.html#p1
新宿ストレスクリニックHP(https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hsp/)

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