不妊治療クリニックでまさかの「男性不妊」が発覚し、私たち夫婦は途方に暮れ、食事も喉を通らず、地獄のような日々を過ごしていました。
「夫はまだ20代。生活習慣を変えればもしかして劇的に改善されることもあるのでは?」
とかすかな光を求めてさまよう日々が続いていました。
とは言いつつも、私はすでに30代半ばを過ぎており、刻々とタイムリミットが迫りつつあります。
一日でも無駄にしたくなかったので、改善に向けて今すぐにでもできることをググって取り組みました。
男性不妊と言われた精液検査の結果
男性不妊の診断では、WHOの基準と比較されることが多いのですが、一般男性の平均の数値ではなく、あくまでも「妊娠可能最低基準値」になります。
この数値に届いていなければ、正直自然妊娠は期待できないということです。
精液量 1.5ml
精子濃度 1500万/ml
運動率 40%
精子量 3.7ml
精子濃度 600万/ml
運動率 16%
精子量 3.3ml
精子濃度 1100万/ml
運動率 27%
精子量 2.?ml → ?ml
精子濃度 400万/ml → 600万/ml
運動率 8% → 7% (なんで下がる!?)
2回目の検査の時は精子数が急に増えて、少し安心したのですが、3回目の人工授精の際は再びどん底に突き落とされました。
精子量は比較的多いようですが、素人から見ても「はっきり言って重症だわ・・・」と言わざるを得ない数値。
もう限界でした。
男性不妊専門外来に行くまでにしたこと
一般的に不妊治療クリニックの医師は、男性不妊に関しては専門外なので知識がありません。(男性不妊は泌尿器科に属します。)
病名も分からず、特に何をすべきかといったアドバイスはもらえなかったので、男性不妊の改善方法をググって実践することにしました。
・食生活の改善
・ボクサーパンツをやめトランクスに
・長風呂禁止
・アルコール制限
・早寝
・適度な運動
・禁欲しない
・漢方・サプリを飲む
漢方は、いろいろと調べた結果「補中益気湯」を飲んでもらいました。
「補中益気湯」は学術論文でも男性不妊に効能があることが立証されているようです。
ちなみに、結果が良かった2回目の精液検査の前に飲ませていたのが、ツムラの補中益気湯です。
こちらの漢方は、病院で処方される漢方と全く同じ成分なので、安心だし効果的です。
私が疑った病気
精液の中に、精子の数が少ない場合に診断されます。具体的には、精子の数が1ml中1,500万未満の場合、「乏精子症」と診断されるそうです。
精子に元気がない場合に診断され、精子運動率が40%以下、前進運動率が32%以下のことをいうそうです。
精巣の静脈にお腹から血液が逆流して、こぶ状にふくれるもので、正常男性の15%、男性不妊症の患者さんの40%にみられるとされています。精索静脈瘤があると、精子を作る働きに悪影響をおよぼすと考えられているそうです。
夫の場合は数値で見る限り「乏精子症」「精子無力症」は確定ですね。
そして、乏精子症・精子無力症の原因の一つとされているのが「精索静脈瘤」です。
聞きなれないフレーズですが、結構よくある病気のようです。本人が気づかないことがほとんどなのだとか。
もし、精索静脈瘤と診断された場合は、日帰りの手術で劇的に改善されることも多いのだそう。
いずれにせよ、病名が明らかになり、適切な治療ができることを祈ります。
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